#いも殿さま :#土橋章宏 #歴史小説 #江戸時代 #石見銀山 [読書]
土橋先生の歴史小説の新刊です。
江戸幕府の勘定方である井戸平左衛門はうまいもの好きで仕事が終わると庶民の飯屋で美味しいものを食べるのが日課。
井戸は勤めを辞めて甘味の食べ歩きの旅をしようと考えていた矢先に石見に財政の立て直しに向かうよう命じられる。最初は断ろうとするが大岡越前に口説かれ石見へ向かうことを決意する。
石見で実情を見てあまりのひどさに愕然とし、民を守るため井戸がいろいろと対策を講じていき、民からいも殿さまと呼ばれるほど慕われるようになった。
民を守るため代官として私財を投げうってまで何とかしようとするさまとは対照的(?)に用人などのやり取りが面白かったです。用人、手代、坊主がいもの買い付けの旅に行くのですが失敗があったり隠密が出てきたりと面白味が前面に出ていて、単に石見の深刻さだけにならないように話が作られています。
江戸幕府の勘定方である井戸平左衛門はうまいもの好きで仕事が終わると庶民の飯屋で美味しいものを食べるのが日課。
井戸は勤めを辞めて甘味の食べ歩きの旅をしようと考えていた矢先に石見に財政の立て直しに向かうよう命じられる。最初は断ろうとするが大岡越前に口説かれ石見へ向かうことを決意する。
石見で実情を見てあまりのひどさに愕然とし、民を守るため井戸がいろいろと対策を講じていき、民からいも殿さまと呼ばれるほど慕われるようになった。
民を守るため代官として私財を投げうってまで何とかしようとするさまとは対照的(?)に用人などのやり取りが面白かったです。用人、手代、坊主がいもの買い付けの旅に行くのですが失敗があったり隠密が出てきたりと面白味が前面に出ていて、単に石見の深刻さだけにならないように話が作られています。