宮部みゆきさんのベストセラー小説の「ソロモンの偽証」が映画公開前ですが試写会に当選しましたので観賞して来ました。

本作品は前後編の前編として、中学生である主人公のクラスメートが死亡し、校内裁判を開廷することを決定するまでの内容でした。

私はまだこの小説はまだ読んでいないので原作と映画の微妙な違い等はわかりません。
ただ、前編だけを単純に観れば、いじめが根本にあるテーマで、死亡したクラスメートがマスコミやうわさに振り回され傷つき大人たちを信じられなくなった主人公が子供たちだけで真実を判断すると決断するまでが描かれています。
これだけであれば、後編では単純に予想のつく結果になるでしょうから、観るほどのものでもないと思っていました。

死亡したクラスメートは、主人公に対して別のクラスメートがいじめられていることを無視した”偽善者”と罵ります。子供たちの校内裁判には死亡したクラスメートの元クラスメートが参加してきます。しかも彼も主人公同様に”偽善者”と呼ばれたと言っています。この共通点が一体何を表すのか。
後半も楽しみになってきました。