このタイトルが気に入って読んでみました。間違いなく決め台詞だろうと。
確かに探偵、上笠丞(ウエオロジョウ)の決め台詞でした。

昔から探偵小説というと変人が多いのですが性格的には普通の人です。ただ、能力はピカイチ!
問題は奇跡の存在を証明するためにその能力の全てを注いでいること。

今回持ち込まれた案件も上笠は奇跡が起きたことを証明するために引き受ける。
上笠が依頼人に報告しようとすると次から次へとなぜか奇跡の証明を邪魔する人が出てくる。

通常の探偵もののように何かのトリックを解くのではなく、逆の発想であらゆる可能性を否定することで奇跡が起きたことを証明するというものなので結構な違和感がありました。

話的に無理がありすぎるのではと思ったのですが読み進めていくとそれらの伏線をまとめてくれますので安心しました。
ただ、小説としてはそれなりに良かったのですがキャラクター設定はどうなのかと。
オッドアイ、青髪、服装、ルックスを具体的にしていたのは分かりやすいのですが、そのようなところでキャラ建てする必要はないでしょう。奇跡の証明をする探偵というだけで充分だと思うのですが。。








登場人物の関係性がまだ明かされていない部分もあるので次回作があるかと思ったら、、、ありました。