ビッグデータ・コネクト :#藤井太洋 #ビッグデータ [読書]
コンピューターウィルス作成の容疑者”武岱修”が釈放されるところから始まります。
武岱の有罪を裏付ける証拠が得られず起訴取り消しとなったための無罪釈放。
2年後、別の事件(ITエンジニア誘拐事件)でまた武岱の名前が挙がってきます。
しかし、武岱の事件への関与が不明で捜査協力の形で武岱を手元に置いて様子をみることに。
この事件は第3セクターの行政サービス開発業務を行っているITエンジニアの誘拐ですが、話が進んでいくと実は裏ではまるで違う大きな犯罪が関与していました。
武岱は個人情報保護への異常な執着、事件の捜査への貢献する姿勢があり、
武岱が実際に何者なのかを見極めようとしながら読んでました。
話の前半では武岱が何者なのかはわかりませんが、後半からその辺りのことが明らかになっていき事件の全貌もだんだん見えるようになっていきます。
本作品は個人情報を取られてしまうという話で同じ手口ではないにせよ実際にあることなので怖さが伝わってきて面白かったです。
ただ、この作品の一番最期の終わり方はどうなのかな。次作をほのめかしているということなのかな?
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