この本はタイトル通り恐竜について知りたいことがてんこ盛りの大人向けの本です。
私たちのような昔の恐竜の情報を知っている大人代表として山田五郎さんが真鍋真さん(国立科学博物館の標本資料センターのセンター長)と対談形式で今の恐竜情報を学ぶスタイルになっています。

私たちが子供の頃は恐竜に羽毛があったなんて考えたこともありませんでした。始祖鳥は鳥の祖先として本で覚えたものですが、始祖鳥から羽が生えてきたわけではなくもっと以前から恐竜は羽毛を持っていたことが最近では有名な話ですね。今の図鑑は羽毛ありの恐竜の絵が当たり前に掲載されていますね。

いつからか全く名前を聞かなくなってしまったブロントサウルスはアパトサウルスになっていたんですね。アパトサウルスの種類としてまとめられていたとは知りませんでした。単にほかの恐竜に比べて注目されなくなっただけかと思ってました。しかし、またアパトサウルスとは違う種類と言えるくらいの特徴が見つかったと発表されてブロントサウルスが復活する可能性があります。個人的には子供の頃に覚えて好きな恐竜の1つなので復活してほしいです。

他にも
・ブロントサウルスやブラキオサウルスのような竜脚類は体が重いので水の中で暮らしていたとされていたものが呼吸ができないから陸で暮らしていたことに変わったとか(確かにいつからか竜脚類は陸を歩いているところしか見たことがなかったですね)
・パキケファロサウルスは頭突きをしていなかったとか
などなどいろいろ知れて面白いです。

また国立科学博物館にも行きたくなったな


大人のための恐竜教室

  • 作者: 真鍋 真
  • 出版社/メーカー: ウェッジ
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)