本のイラスト(中村光さん)に惹かれて読んでみました。
いろんなキャラクターが描かれていて子供でも興味があるかと思っていたら実は結構凄惨な殺しの話です。少年向けではありませんね。以前深夜枠のアニメ化をされていて、それを観てわかりました。

要約すれば干支になぞらえた12人の戦士がバトルロイヤルをするというものです。
それぞれが十二支の家の出で、特殊な能力を持っています。その能力を使い相手と戦います。
毒を使う能力、鳥を使う能力、死体を操る能力などなど

ちょっと各キャラクターのネーミングには無理があるというか変というかおかしさみたいなものを感じますが、本の各章でその章の主役キャラのプロフィールはいいですね。やっぱり物語を考えるためにキャラづくりの過程で必要なんですね。

もともとこの物語は、漫画用に作った話「どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い」から派生したものです。まだそれが収録されている「大斬」は読んでいないのですが、これが十二大戦の後日譚に当たるものになります。小説にはありませんが、アニメでは12話に入っています。

この後、「十二大戦対十二大戦」という続編がありますのでこちらも読んでみようと思います。