ヤタガラスも読了です。
いろいろ張られた伏線も回収して佃製作所の勝利です。
やっぱり佃航平だなと思う面もある一方で、いまひとつすっきりしない感じもしています。

今回は敵がたくさん出てきますが彼らの背景をだすことで単なる悪役ではなくなっています。
また、企業の存在意義にも触れていて単純な勧善懲悪のような形には終わっていないような気がします。敵だった人は何かしらの報いを受けていますがもっとすっきりした形で決着が付くと個人的には好きです。
本作品では単純な勧善懲悪ではなくもっと大きな視点で見据えている。それが佃航平であり、佃製作所ということですね。

本作でまた人材、技術の幅が広がったことで次作に期待が出てきます。



下町ロケット ヤタガラス

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/09/28
  • メディア: 単行本



下町ロケット ヤタガラス

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/10/03
  • メディア: Kindle版