やっと、「思い出が消えないうちに」を読みました。「コーヒーが冷めないうちに」の続編です。
今回は「フニクリフニクラ」での話ではなく、その姉妹店「喫茶ドナドナ」での話です。
もちろん、時田家の女性(フニクリフニクラ店長である流の母)の店でタイムスリップができます。ルールも同じ。
その店長のユカリは人の世話好きで、ある子の親を探してアメリカに行ってしまい、流に店を任せることになりました。
ということから「喫茶ドナドナ」での話になります。
「フニクリフニクラ」のように過去や未来へ行くエピソードなのですが
これまでの不明点が少しわかってきました。
幽霊が座っている席でないとタイムスリップできないのは、おそらく幽霊がタイムスリップの媒体となっているからでしょう。幽霊の席に座ってタイムスリップしたとき、タイムスリップ先の席の幽霊が煙のようにタイムスリップしてきた人と入れ替わります。誰かがタイムスリップしてこれるように幽霊がいると思いました。(もし、その時間に他の人がタイムスリップしていたらどうなるんだろうとは思いましたが、、)

過去へタイムスリップしても事実を変えることはできない。というルールも一緒なので、これまで通りではなぜタイムスリップするのかとなります。それから起こる事実を変えることはできませんが、思いは変えることができるのでその人が前に進む力になります。

こんな店があったら自分はどうするかとちょっと思ってしまいます。条件が厳しすぎるのでやっぱり利用できないかも。でも、利用できる人にとってはいい効果がありそうですね。


思い出が消えないうちに

  • 作者: 川口俊和
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2018/09/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



思い出が消えないうちに

  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2018/09/19
  • メディア: Kindle版